私は現在結婚して6年目、4歳と1歳の男の子を育児しています。
ですが私は16歳で出産した子供がいました。
もう思い出すこともないだろうと、ずっと封印してきた気持ちなんですが
自分のブログにちょっと疲れてきた時にエッセイ的なものを描きたくて
一番に描きたかったことは、親権を奪われ別れることになり2度と合わなくなった子供のことです。
あれから15年経ちます。
子供は25歳になっています。
別れたのは子供が10歳、私が25歳の時でした。
ずっと忘れようと生きてきました。
忘れようとすればするほど、もう子供時代だった子供の顔もお世話してた時の記憶も全く思い出せないようになっていきました。
自分のブログなので、たまには描きたいことを描きたくて
こんなタイトルにしてみました。
お時間があれば読んでいただければ嬉しいです・・。
パッと読める目次
別れた子供の夢をみる

ずっと封印していた子供の夢を以前はよくみていました。
でも、楽しかった夢は一度もなく
目覚めた時は、いつも後味の悪い『みるんじゃなかったこんな夢』と後悔してしまう悪夢ばかり見ていて
いつも目覚めは泣いていました。
13年ぶりに結婚し、子供を二人授かってからは、別れた子供の夢はほとんど見なくなりましたが
やっぱり、たまにみる時の夢は
子供が私に背を向けて、去っていく夢。
一度も笑ってくれない。ママって呼んでくれることもなく
めちゃくちゃに散らかっている部屋で、子供がいなくなった家に
私が一人、座り込んで泣いてる夢ばかりでした。
別れた子供のことを必死で忘れようとしていた

子供のことを思い出すと泣けてきて寂しくて、無気力になり当時は精神疾患も患ってしまいました。
ずっと自分の子のためだけにいきてきた10年間。
世間から見たらまだまだ未熟な母親だったかもしれません。
17歳からシングルマザーになり、一人で子供を育てるのに必死で
当時の私はまだ若く、子供に精一杯の愛情を注げてなかったのかもしれません。
子供を失ってからは仕事も辞め、メンタルクリニックに通うほど精神的に追い詰められる日々が続きました。
子供のことを思い出すたびに胸がぎゅっとなり過呼吸になるので
なるべく子供のことは、思い出さずにいきていこうと努力するんですが
最後に別れた子供の10歳という年齢くらいの子供と街ですれ違うたびに、悲しくて辛くて逃げたしたい気持ちが大きくなっていきました。
『忘れよう。もう会えないのだから』
そう思って写真も全て封印して生きることに踏ん切りがついたのは
子供を失ってから10年ほど経ったほんの数年前です。
別れた子供を13年ぶりにSNSで見つけた時の心境

子供を失ったショックから私は【ショック性健忘】というものになり
子供の顔や声や育児をしていた記憶が一切思い出せないようになっていきました。
あの頃の私は自分の身を守る方法は『子供のことを忘れていきていくこと』それしかなかったように思います。
子供を失ってから15年経った頃に、ようやく吹っ切れたというか
現在育児をしている子供たちに出会える事が出来ましたが、失った子供のことはたまに思い出します。
そんな時息子をネット上で発見したり、ツイッターで見かけるようになりました。
私の記憶では息子は10歳の幼い子供のままで、成長している姿はずっと見れなかったのですがツイッターで再開した息子は
小さな子供に優しく笑いかけるパパになり
その息子の顔は私そっくりになっていて驚くと同時に
あんなに恨んでいた、息子を連れ去った旦那の両親に初めて感謝の気持ちが湧いたのです。
ここまで明るそうな笑顔で、すくすく健康に育ててくれて
【ありがとう】と・・。
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再婚して子供ができて思うこと

今回再婚し、二人の子供を授かって育児をしていく上で
別れた息子のことを思い出す機会も増えましたが、昔ほど思い出して過呼吸になったりすることもなくなり
平穏な毎日を過ごしています。
ですが、息子にしてやれなかった母親のぬくもりや愛情を今の子供たちに倍にして育てていきたいと
育児に奮闘している自分がいます。
15歳で妊娠し、出産するまで大切に大切にお腹を守り
早く生まれてくれないかな?会いたいな。可愛い服もたくさん買ってあるよ
楽しみで仕方ないな・・。
そう感じていた感覚は一生忘れないと思うのですが・・
ただ一つ
もし再会する事がこその先の人生であるならば私はどんな選択をするのだろうという事です。
別れた子供に会いたい?会いたくない?

率直な気持ですが私は息子には会いませんし
会いたくないです。
理由の一つとして、私は完全に息子からは縁を切られもう存在すら彼の中で消え去ってると母親の直感として思うからです。
私のことはおそらく嫌いなんだろうなと感覚的にわかるものがあります。
ただ、そばで今の彼の幸せを見守れたら嬉しいな。くらいの感情しか湧きません。
15年という空白の時間に、親子の絆はもう全く残っていないと直感として思ってしまいます。
そして彼は彼で新しく生活をし始めて、家族もでき立派なお父さんになっていて
その生活や彼の心を乱すことをする権利は私にはないとわかっています。
ただ彼を生んで10歳まで育てた身としては
幸せになってくれたらな。
それだけを強く願っている今日この頃です。
なんだか、なんの有益な情報もないエッセイにもならない話ですが
備忘録的に書き留めておきたいと思いました。
この記事を検索してここにたどり着いた方は、何かしら子供の真剣のことや
別れた子供に会いたいか、それとも私と同じように会いたくないか複雑な感情の中で、そっと検索してたどり着いたかと思います。
また、私は今は二人の子供の母親ですが
16さいのときに産んで10年間、一人目の息子を育ててきた身としては、『会いたくない』といっても
やはり心の片隅で、息子の存在はずっと生きてるんだなとこの記事を書いていて思いました。
この記事を最後まで読んでくださった方の中には、
色々な感情があるかと思いますが、このような駄文を最後までお読みくださり本当にありがとうございました。
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