ちらし寿司の日持ちは一体どれくらいなんでしょうか?
やっぱり保存の仕方で日持ちする期間が変わってくるのかも知りたいところですね。
そもそもちらし寿司はどうやって保存をするのが最適なもの?
今回は意外と知られていないちらし寿司の日持ち期間や、ベストな保存方法そしてちらし寿司が傷んでいるかどうかの見分け方を解説します。
ちらし寿司を作り過ぎてしまったときのためにも、覚えておくと何かと役立ちますよ。
パッと読める目次
ちらし寿司の日持ちはどれくらい?ポイントや注意点も解説

ではまず、ちらし寿司の日持ちはどれくらいなのか、また保存する場合のポイントと注意点も詳しくご説明しますね。
常温の場合
ちらし寿司は使っている具材にもよりますが、常温では1日しか日持ちしません。
しかも、刺身やイクラなど、生ものを使っている場合は特に、常温で保存すると数時間で傷んでしまう可能性があります。
そのため、ちらし寿司の常温保存は極力、避けるようにしましょう。
夏場の気温が高い時期はもちろんのこと、たとえ冬場の寒い季節であっても、暖房の効いた部屋にちらし寿司を置いておけば、やっぱり傷んでしまいますよ。
そのため、冬場に常温で置いておきたい場合や、冷蔵庫に入れられない場合は、暖房の効いていない部屋やなるべく涼しい部屋に置いておくようにしましょう。
夏場に冷蔵庫にちらし寿司を入れられないときも、冷房を効かせた部屋に置いておくと良いですね。
もちろん、ラップをしておくことも忘れずに。
ラップをしておかないと、ちらし寿司の具材も酢飯も乾いてしまうので、しっかりラップで空気から遮断するようにしておきましょう。
あとはその日中、出来れば作ってから4~5時間以内には、食べるようにすると安心ですよ。
冷蔵の場合
冷蔵の場合は1日~2日は日持ちします。
でも、冷蔵で長時間保存すると酢飯が硬くなり、美味しさが半減してしまうんですよね…。
というのも、ご飯を冷やすとデンプン質が固まってしまい、ボソボソとした食感になっていくんです。
そのため、冷蔵保存する場合であっても、やっぱりちらし寿司はなるべく早めに食べた方が良いでしょう。
どうしても長時間、冷蔵庫内でちらし寿司を保存しておきたい場合は、しっかりとラップで覆って空気に触れないようにして、出来れば野菜室に入れておくのがベスト。
野菜室にちらし寿司が入らないという場合は、普通に冷蔵庫に入れておいても良いですが、くれぐれもラップでぴったりとちらし寿司を覆うことをお忘れなく。
冷凍の場合
刺身など生ものやこんにゃくが具材に入っていないのでしたら、ちらし寿司は冷凍することも出来ます。
冷凍する場合は、ちらし寿司を一人分に小分けにしてラップに包んでから、フリーザーバッグに入れて空気をしっかり抜き、密封状態にしてから凍らせていきましょう。
そうすればなんと2~4週間はちらし寿司を日持ちさせることが出来るんですよ。
食べる時は冷蔵庫に移し、自然解凍していくのがおすすめです。
ただし、刺身など生ものが入っているちらし寿司は、冷凍することが出来ません。
生ものを使っている場合は、生ものを取り除いてから冷凍しましょう。
取り除いた生ものに関しては個別にしてラップで包み、フリーザーバッグに入れ、冷蔵庫のチルド室で保存しておきましょう。
ただし生ものはチルド室で保存しておいても、1~2日くらいしか日持ちしないので、なるべく早めに食べるようにしてください。
やっぱり生ものを使っているちらし寿司って、最長でも2日間しか日持ちしないんですね…。
生ものをちらし寿司に使ったら、極力早めに食べることを心掛けていきましょう。
そうすれば、鮮度もよく美味しいちらし寿司が食べられますよ。
ちなみに、刺身など生ものを冷凍してしまうと、劣化が進みやすくなってしまうので、おすすめ出来ません。
刺身などの生ものはくれぐれも冷蔵保存するようにしてくださいね。
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保存したちらし寿司が傷んでないかどうやって見分ける?

続いて、保存したちらし寿司が傷んでないか見分けるポイントを紹介します。
酢飯や具材が糸を引いている
ちらし寿司は傷んでしまうと、酢飯や具材からネバネバと糸を引くようになります。
そのため、冷蔵庫などで保存しておいたちらし寿司を食べる前には、軽く混ぜて糸を引いていないか、チェックしておくと良いですよ。
悪臭がする
お酢の臭いとは違った、変なにおいがしているようなのでしたら、それもちらし寿司が傷んでしまっている証拠。
食べる前にはにおいを嗅いでみて、悪臭がしないか確認しましょう。
水分が出ている
ちらし寿司から水分が出ている場合も、傷んでしまっている可能性が非常に高いです。
作った時は何事もなかったのに、水分が出てしまっている、特に生ものなどの具材から水分が出ているなら、絶対に食べずに捨ててくださいね。
カビが生えている
カビが生えてしまっているちらし寿司は当然食べられません。
カビが生えた場所だけ取り除けば良い、と思うかもしれませんが、カビの根っこがちらし寿司全体に張っている場合もあるので、1部分だけでもカビが生えていたら、必ず捨てるようにしましょう。
変色している
変色してしまったちらし寿司も傷んでいるので食べるのはNGですよ。
特に生ものの具材が変色している場合は、絶対に食べずに捨ててくださいね。
以上が傷んでしまったちらし寿司の見分け方。
ちらし寿司はやっぱり鮮度が命なので、低い温度で保存しつつ、極力は作ったその日中か遅くとも翌日には、全て食べ切るようにしましょう。
そうすれば安全にちらし寿司を食べることが出来ますよ。
私もちらし寿司は、早めに食べ切れる分だけを作るように心がけます。
まとめ

ちらし寿司は生ものを使っている場合は、常温なら5時間~1日程度、冷蔵なら1~2日しか日持ちしません。
生ものを取り除き冷凍すれば2~4週間は日持ちしますが、生もの自体はチルド室で保存で最長2日間しか日持ちしないので、やっぱり早めに食べた方が良いですね。
また、ちらし寿司から変なにおいがしたり、酢飯や具材が糸を引いていたり、変色やカビなどが見られる場合は、傷んでしまっているため、絶対に食べずに全て処分しましょう。
安全にちらし寿司を食べるためにも、見た目やにおいなどは要チェックですね。

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