揚げ物している最中、油が泡立つのは一体何が原因なんでしょうか?
油が古いからなのか、それとも他に理由があるのか知りたいところ。
そして、油を再利用する際は、どんなことに注意をすべき?
古い油の正しい処理の仕方も知っておくと良いでしょう。
今回はそんな、揚げ物が泡立つ原因や油の再利用の仕方、そして油の処理方法を詳しく解説していきます。
パッと読める目次
揚げ物が泡立つ原因は?

では早速、揚げ物をした時に油がブクブクと泡立ってしまう原因として考えられるものを紹介しますね。
古い油を使っているから
何度も繰り返し使って劣化した油を揚げ物に使ってしまうと、ブクブクと揚げ物が泡立つようになってきます。
というのも、劣化した油というのは、油の粘度が高くなってしまうので、とても泡立ちやすくなってしまうんですよね…。
具材を1度にたくさん入れ過ぎてしまった
揚げ物をする際に、1度に具材をたくさん入れてしまった場合でも、油が泡立つようになります。
確かに、揚げるものが油の中に大量に入っていると、ブクブクと泡立ってしまうのも仕方ないですよね…。
でも、大量に具材を入れてしまうと、泡立つだけでなく油の温度も下げてしまうので、あまり揚げ物をする際には適切とはいえないんですよ。
肉や魚の油分が流れ出てしまった
肉や魚などを揚げる際に、その油分が油に流れ出てしまった場合でも、やっぱり泡立つようになってしまうんです…。
つまり、余分な油分が食材から流れ出てしまうことになり、泡立ちが強くなっていくんですね。
以上が揚げ物が泡立ってしまう原因として考えられるもの。
私も家で揚げ物をする時は、ついつい具材を1度に入れ過ぎてしまうので、今後は気を付けていくようにします。
揚げ物で泡立ちをさせないためには、やっぱり使う油や食材の入れ方などが重要なんですね。
では、揚げ物をしている時に泡立ちさせないためには、どうしたら良いのでしょうか?
続いては泡立ちの対処法などを紹介します。
揚げ物が泡立つ時の対処法や気をつけるポイント

揚げ物が泡立つ場合は、以下の対処法やポイントを押さえると良いですよ!
なるべく古い油は使わない
油は空気に触れると酸化してしまうし、特に肉や魚類を揚げることで、劣化しやすくなるもの。
そのため、揚げ物を泡立たせないためにも、極力は古い油特に肉や魚類を揚げたものは使わずに、新しい油で揚げ物をしましょう。
1度に大量の食材を入れ過ぎない
1度に大量の食材を入れてしまうと泡立つ原因になるだけでなく、油の温度も下がり、上手く揚げることが出来なくなります。
そのため、揚げ物をする際は油の量に対して、だいたい1割程度を目安に、食材を入れていってくださいね。
そうすればブクブクとした泡立ちを抑えられますよ。
肉や魚の油分が溶け出したときは新しい油を追加する
肉や魚を揚げていって、そこから油分が溶け出してしまったときは、新しい油を追加するようにしましょう。
そうすれば泡立ちを抑えることが出来るんですよ。
ちなみに、卵の成分が油に流れ出た場合も、やっぱり泡立ちすることがあるので、その際にも同じように新しい油を追加すれば、泡立ちしなくなるでしょう。
揚げ物をしていて、泡立つ場合は上記のように対処していったり、泡立ちを予防していくのがベストですね。
ぜひ美味しく揚げ物を作るためにも、これらの対処法やポイントは覚えておくようにしましょう。
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繰り返し同じ油を使うとき(再利用)に注意したいポイント

油を繰り返し使いたいときには、以下のポイントに注意していってください。
油の色をまずチェックする
油を再利用したいときはまず、その油が酸化、劣化していないかどうかチェックすべきでしょう。
そのためにもまずは油の色を確かめてみてください。
油の色が茶色く濁っている場合は、その油はもう劣化してしまっているので、揚げ物には使わずに処分してしまった方が良いですよ。
劣化した油を使ってしまうと、揚げる際に入れた食材にきちんと熱が通らないばかりか、健康にもあまり良いとはいえないのです。
古い油で調理した揚げ物を食べると、コレステロール値も高くなるし、動脈硬化になるリスクも高くなるので、くれぐれも注意しましょう。
油を再利用したい場合は揚げカスを取り除き冷ましてから保存容器で保管する
油を再利用したいのでしたら、1度使った油は目の細かいザルや油こし紙、コーヒーフィルターなどを使って、
揚げカスを取り除き、十分に熱を冷ましてから、タッパーなどの密閉容器に入れ、冷暗所で保管しておきましょう。
すると油が酸化したり劣化するのを抑えることが出来るので、また揚げ物に使用出来ますよ。
以上の2つが油を再利用する際に気を付けるべきポイントなので、油の泡立ちの対処法同様、覚えておくと良いでしょう。
揚げ物の油のおすすめ処理方法

揚げ物をした油を処理する場合は、以下の2つの方法がおすすめです。
油用の凝固剤を使う
油を処理する際は絶対に排水溝に流してはダメです。
必ず可燃ゴミとして処理するのがベスト。
そこで油は、凝固剤を使って固めてしまい、それを生ゴミと一緒に、燃えるゴミとして処理していきましょう。
そうすれば油の処理も簡単だし、揚げ物をした鍋やフライパンなども、比較的洗いやすくなりますよ。
古紙やキッチンペーパーに吸わせて捨てる
まずビニール袋を用意し、その中に古紙やキッチンペーパー、使用済みのティッシュなどをたくさん入れておきます。
そしてその中に使用済みの油を流し入れ、ビニール袋の口を閉じて可燃ゴミとして捨てましょう。
私も揚げ物をした後は、この方法で捨てているんですよ。
使った油の量がそんなに多くないのでしたら、ぜひ古紙などに吸わせて処理すると良いですね。
酸化や劣化してしまった油に関しても、上記の方法で処理するのが良いでしょう。
油は必ず適切な方法で、しっかりと処理していってください。
まとめ

揚げ物が泡立つ原因は、油が古く劣化や酸化しているか、1度にたくさんの食材を入れ過ぎたか、肉や魚など揚げる食材の油分が溶け出したから。
でも、古い油を使わないようにし、1度に揚げる食材の量も少なめにして、また肉や魚を揚げるときは、泡だってきたら新しい油を入れればOKです。
そしてもし、古い油を使いたい場合はまず油が酸化、劣化していないか色を見てチェックし、油を再利用したいときはきちんと油をキレイにしてから保存容器に入れておきましょう。
また、油を処理する場合は、凝固剤を使うか古紙などに吸わせて可燃ゴミとして捨てるのが正解ですよ!
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